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鬼才にして巨匠ホロヴィッツ没 – 1989/11/5

/ 更新日: 2012年11月5日
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光と影に包まれたピアノの貴族
ロシア出身のピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツは良い意味での、センセーショナルな巨匠で鬼才だった。『長期休養』と言ってのけたスランプから二度復活して栄光に浴した。さながら不死鳥に例えられ、「ヒビの入った骨董品」と評されるような演奏をした83年の日本初公演から、3年後に汚名を払拭した。
HOROWITZ PLAYS SCARLATTI
CBS 72274
HOROWITZ PLAYS SCARLATTI
ホロヴィッツ・プレイズ・スカルラッティ
ホロヴィッツは、どの曲を弾いてもホロヴィッツでしかあり得ない演奏を聞かせた。独特な鍵盤へのタッチから生み出される音色。異常なほど高度で切れ味鋭いテクニック。そして何よりも聴く者を金縛りにするような旋律の歌わせ方は、魔性さえ感じさせる孤高のピアニズムだった。
今日はホロヴィッツがニューヨークの自宅で穏やかに他界した日。ファースト・チョイスにふさわしい「ホロヴィッツ・プレイズ・スカルラッティ」を聴いて、演奏を終えると得意満面の笑顔でブラボーに応えた巨匠を偲ぼう。
初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」
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F.B. Chopin

ローカルのケーブル放送局で音楽番組編成と、番組作成を担当。必要とあれば音響の確認に工事スタッフと一緒に店舗まわりもしました。その際、地域の音楽愛好家と交流。老舗レコードショップから通販サイトを手伝ってほしいと参加したのが WordPress サイト作りの足がかりとなりました。